人はそれぞれ色々な想いを持って、家を建てていると思います。「オシャレな家」「かわいい家」「カッコイイ家」「地震に強い家」「夏涼しく冬暖かい家」など、様々な想いや・夢・考えの中で自分に合った、自分らしい家に住みたいと思っています。吉井工務店は、たくさんの思いや夢を聞かせていただき、お客様と一緒になって考え、語り合いたいと思っています。
想いがあるほど、時間や労力がいるかもしれません。
一生に一度の大きな決断をすることは、誰でも勇気のいる大変なことだと思います。私も自宅(体験館)を建てる際は、何回も間取りを変更し、何回も材料の資料請求をし、悩むことがたくさんありました。気になることは自ら足を運び、東京や埼玉など色々なところまで行ったことがありました。
私は、より良い家づくりのためにそういった時間は無駄とは思いません。カタログでは分からないことも多いのが現実です。実際にものを見に行って良かったと心から思っています。ですから、皆様にも「見て・触って・体感して」欲しいと思います。ですから、自宅を公開し体験館としました。
体験館は自然素材の健康住宅です!
なぜ自然素材の家にしようと思ったのかと言うと、結婚し当初はアパート暮らしをはじめたのですが、子どもが出来たのがきっかけでした。アパートが駄目と言っているのではなく、良いアパートもたくさんあると思います。しかし、私たちが住んでいたアパートは、とても結露していました。部屋の壁・クローゼット・窓など至る所が結露し、ひどい所はカビが発生していました。カビが発生して吸い込むと、喘息・アレルギーなど健康障害を引き起こす原因の1つになります。
特に小さい子どもや1日家の中で生活している方は、さら注意が必要です。ですから、調湿効果のよい自然素材の家にしようと考えました。体験館の床は桧(ひのき)、壁・天井は漆喰(しっくい)・無垢材などを使用しています。
アパートの床はカラーフロア(合板床)でした。カラーフロアは表面加工されていて傷に強く、汚れも拭きやすく染みになりにくいですが、その分足触りが硬く冷たく感じます。梅雨時期はベタベタして、冬の素足では冷たいです。やっぱり床は、傷がつきやすくてもいいから無垢の床板にしようと思ったのです。無垢の床は、梅雨時期でもベタつきはなく、夏はひんやり、冬は暖かく感じます。一年中素足で生活しても、快適です。
体験館では、断熱性能にもこだわりました!
床・壁・屋根の断熱には「セルロースファイバー」を使用しています。セルロースファイバーという断熱材を聞いたことがない方もたくさんいると思いますが、新聞古紙から造られている調湿作用のある断熱材です。高温・多湿で雨の多い日本では適した断熱材と考え使用しました。
樹脂サッシを採用し、Ua値0.46を実現!
Ua値とは、家全体の断熱性能を表す数値で小さいほど断熱性能がよい住宅です。Ua値0.46の体感としましては、冬寝る前に暖房を切り朝起きると概ね13℃以上で、10℃を下回る日は滅多にありません。
そんなにこだわったら高くなりそう!
これだけ家の性能にこだわると価格も高くなるとお思いになるかもしれません。正直、一般的な住宅よりは多少高くなってしまいます。ですが私は、月々73,577円の住宅ローンを組んでいます。実際アパートの家賃と変わらない金額で家を建てることができます。
最初は不安や心配ごとがたくさんありましたが、自分が納得し、自分が気に入る家で快適に心地よく安心して生活しているので、建てて本当に良かったと思います。最初にもお伝えしましたが、皆様の想い・こだわり・夢などを遠慮せず、思いっきりぶつけていただき、より良い家づくりのお手伝いをしていきたいと思います。
モデルルームと言えば、いつもピカピカで最新の住宅設備・広くて開放的なリビングなどですが、吉井工務店の体験館は少し違います。小さい子どもが2人いるので床は傷や汚れもたくさんあるし、生活感もたっぷり。でも、そのぶんリアルに自分が住んでからのことを想像していただけると思います。
モデルルームでは見ることのできない、数年たった床の木の風合いなどを直接肌で感じてみてください。そして、湧いてきた疑問や希望があれば、お聞かせいただけると嬉しいです。